FX初心者向けレバレッジの計算式と設定方法
FX取引にレバレッジが欠かせないということは大体分かった。
しかし、どのくらいのレバレッジの倍率をかけたら良いのだろう?
ハイレバレッジを掛けると大きな利益を狙えるけど危険なのかな?
FX初心者であれば、必ず考えられる疑問だと思います。
今日はそんな疑問を全て払拭しましょう。
FX歴11年の管理人がレバレッジの基本と計算方法、許容できる損失を考えたレバレッジの決め方を解説します。
レバレッジの計算方法は中学生でも直ぐ理解できるほど簡単なものですので安心して下さい。
自己資金に対してレバレッジをどのくらい掛けるのか計算できるかが重要です。
しっかり学んでFX投資の強者を目指しましょう。
FX取引で必要なレバレッジの基本や計算方法
レバレッジの計算方法の前に、まずはレバレッジの基本を理解しましょう。
レバレッジ計算の前に基本を理解しよう
レバレッジとは、テコの原理を表しており小さな力で大きな物を持ち上げるようなイメージを言います。
FXにおいて少額の自己資金(証拠金)でもその何倍もの掛け金をかけて取引できる仕組みがレバレッジです。
国内FXと海外FXではレバレッジが何倍掛けられるのかに違いがあります。
国内FXでは法規制により最大25倍であるのに対して海外FXは数百倍や1000倍といったレバレッジを掛ける事が可能です。
レバレッジのかけられる大きさをみると国内FXよりも海外FXのほうがメリットがあると言えるでしょう。
レバレッジを使えば少ない証拠金でも大きな取引をすることで大きな利益を狙うことができます。
関連記事:FX初心者向けレバレッジとは?
レバレッジを計算して把握するメリット
FXにおいては、証拠金にたいして何倍の取引をするのかという考え方で計算してレバレッジの倍率を決定します。
例えば証拠金1万円にたいして888倍のレバレッジをかける場合、実際に取引する金額は1万円の888倍の888万円という計算式になります。
レバレッジの大きさを理解しておくことで、為替の価格変動がどれくらい損益の金額に影響を及ぼすのかが簡単に把握できるようになるメリットがあります。
FX初心者が取引をする場合は常に何倍のレバレッジがかかっているのかをすぐに計算することは大切です。
きちんと倍率を計算して把握することにより効率的な損益の管理ができるようになります。
レバレッジを計算できないリスクとは
レバレッジの計算ができなく理解していない場合、知らぬ間に損失が大きくなったり、証拠金を大幅に失ったりというような状態に陥る可能性があります。
FX会社に預け入れた証拠金で通貨(USDドルのような外貨)を買う、または売る行為の実行をポジションをとると言います。
関連記事:ポジションとは
ポジションをとった後に、反対の取引を行うことでポジションは解消されて取引も終わり、損益が確定します。
その取引が終わるまでの間は取引している通貨の為替レートが変動しているのでポジションの損益も変動します。
この時にレバレッジを理解していなかったり何倍のレバレッジをかけたのか計算できないでいると、為替レートの変動が損益額にどのように影響しているのか計算できません。
その結果、知らぬ間に想定外の損失が出てしまう可能性が発生します。
レバレッジの仕組みと計算方法はFX投資の初心者でもしっかりと理解することが必要です。
式を使ったシュミレーションやツール
次は、実際にレバレッジの計算方法をみていきましょう。
何倍のレバレッジをかけて取引をしたかを計算することは重要なことで、FX投資家自身で何倍のレバレッジをかけたのかを計算できなければなりません。
FXの初心者であるならばレバレッジの仕組みだけを理解するのでも大変ですが、その計算方法までと考えると混乱してしまうかもしれません。
しかし、その心配は要りません。
FXのレバレッジの倍率計算は、簡単な計算式ツールにあてはめれば直ぐに計算が可能です。
その計算式は、「為替レート×取引数量÷証拠金額」です。
例えば、1ドル100円のときに1万ドルを購入するポジションをとって証拠金を4万円入れた場合を計算してみます。
計算式は、「100円×1万÷4万円」つまり25倍ということになります。
国内FXの場合、レバレッジが最大25倍なので100万円の取引をするためには少なくとも4万円の証拠金が必要だという計算になります。
海外FXの場合だと、たとえばレバレッジ250倍を使ったとすれば、たった4000円の証拠金で100万円の取引ができる計算にもなります。
レバレッジの計算式は、国内FX会社(gmo,外為どっとコム,dmm,sbi,楽天証券(旧FXCM)など)、海外FX会社(GEMFOREX,XM,BitMEX(仮想通貨FX)など)のサイトでも分かりやすく說明しているので参考にしてみて下さい。
サイト内に計算機ツールがあるところもあります。
ロスカットラインから適切な倍率を設定する方法
次は許容できる損失額から適切な倍率を計算してレバレッジを設定するシュミレーションをしてみましょう。
損失額の許容範囲からレバレッジを計算する
証拠金額と取引額よりレバレッジを計算して導き出すことを説明しましたが、レバレッジの倍率は取引金額を決定した結果として決定するわけでもありません。
「自分の望む取引額と捻出できる証拠金はこれだから結果的にレバレッジはこうだ」と考えて取引するケースは少ないです。
投資できる自己資金と許容できそうな損失金額の関係から取引金額の大きさとレバレッジを決めるケースが多いです。
すなわち、レバレッジが決まる過程で損失額の許容も考えるということです。
レバレッジの計算式で許容できる為替レートを計算する
例えば、自己資金が10万円だった場合、10万円の損失で資金がゼロになります。
5万円の損失の場合は、自己資金は半減します。
その為、自己資金の10%まで損失を許容範囲として許容ライン(ロスカットライン)を決めておくことが大切です。
この場合、10万円の証拠金であれば1万円の損失が許容範囲となります。
1ドル100円で1万ドルを買い、証拠金10万円で10倍レバレッジである場合、為替レートが0.1円(10pips)動くことによって購入した1万ドル分だけでなくレバレッジ10倍も含まり損益幅が増幅されて、損失許容範囲と同金額の1万円分の損益が増減します。
0.1円の為替レートが自分にとって不利に変動したらポジションの解消をする必要があります。
このようにレバレッジを理解していると損益管理も簡単にできます。
関連記事:「銭」と「pips」とは
許容できる損失を考えたレバレッジの計算で賢く投資しよう
海外FXには国内FXにないゼロカットと呼ばれる仕組みがあります。
ゼロカットとは、予期せぬ大暴落が生じて証拠金の範囲を超えたマイナスが生じた場合に、そのマイナス分を海外FX会社が損失を肩代わりをして全て帳消しにしてくれるというものです。
関連記事:ゼロカットとは
とはいえ、ゼロカットされてしまうと借金にはならないものの自己資金はゼロになってしまうので、ゼロカットの許容とは別に自身の損失許容額を決めておき、それをベースにレバレッジを計算することが重要です。
FX初心者は安易にハイレバレッジをせずに最初は低いレバレッジを計算しながらローリスクの取引を心がけましょう。
倍率の設定方法をきちんと理解してメリットを活かそう
レバレッジを掛けることで少額の自己資金でも大きな利益を狙うことができます。
それはつまり、レバレッジを活用して資金効率を上げることでもあります。
そしてFX初心者はレバレッジの仕組みと計算方法をきちんと理解して損失許容できる範囲を考えてレバレッジをかけることが重要です。
海外FXには国内FXのようなレバレッジ規制がないので25倍を超えるレバレッジもかけられます。
特に管理人がおすすめするのは1000倍取引のできるGEMFOREXという海外FX会社です。
GEMFOREXでは本当にお得な100%入金ボーナスというキャンペーンを毎月開催しており、それだけを狙って掛け金2倍のハイレバレッジ取引をしています。
その仕組みも記事にしてあるので是非チェックしてみて下さい。
関連記事:100%入金ボーナスの仕組み