「FX」と「外貨預金」の違いはなんだろう?

「FXと外貨預金って、どんな違いがある投資なの?」と考える人も多いと思いますが、FXと外貨預金は全くスタイルの違う投資です。

バブルの時代が終わってから日本は不景気が続き低金利であるとして世界的に有名です。

そのための国策として日本の銀行は企業や個人の経済活動を盛んにするため金利(融資の利子)を下げています。

つまり預金についても金利(預金の利息)が下がっているため、預金自体に魅力もありません。

そこで登場するのが高金利な外貨を利用した投資「FX」と「外貨預金」です。

FXは若者に人気で副業としてる人も多いと言われ、外貨預金は中高年以上のシニア層に多く、かんたんな運用として印象がもたれています。

FXは若者に外貨預金はシニア層に人気

ではFXと外貨預金とは一体どう違いがあるのでしょうか?高金利な外貨は投資としての魅力も多く、考えるほど難しいものではないです。

ここではFXと外貨預金のそれぞれのメリットやリスクについての違いも比較しながら說明していきます。

FXと外貨預金の違いを理解することができれば断然有利な外貨投資を進められるので、ぜひ投資の参考にしてみてください。


口座預金と同じ?どっちがおすすめ?税金は?

ではまず、外貨預金とFXがそもそもどういった投資であるのかを說明をします。

外貨預金とはどんな投資?日本の預金との違いとは?

日本において一般的に銀行口座へお金を預ける場合、普通預金と定期預金(原則満期まで払い戻し不可)があります。

それに対して外貨預金とは日本の預金とは違い、外国の通貨(外貨)で預金をして高かい金利(高金利)を狙い長期的に運用をする投資です。

日本は外国よりも金利が低い傾向にありますので外貨預金を利用して高金利な利息を狙おうというわけです。

しかし外貨預金は高金利で利息も大きくなりますが、日本の預金とは違い、様々な注意を払わなければなりません。

ちなみに外貨預金には利息に対して20.315%の税金がかかります。

FXとはどんな投資?外貨預金との違いは?

一方FXとは長期的な外貨預金とは違い、通貨を「買ったり」「売ったり」するときの為替レート(通貨両替時の交換率)を利用して生じる差額で利益を狙う短期的な投資です。

FXは取引回数が多いため手間がかかり、より高い技術が求められそうな印象があるのか、中高年以上のシニア層にとっては、とっつきにくい投資に見えるのかもしれません。

しかしFXは技術があってもなくても違いがあまり生まれない投資です。それゆえにサラリーマンや主婦にも副業として人気があると言われてます。

ちなみにFXは個人投資家でも出来るようになったのが1998年と歴史がまだ浅いのに対して、外貨預金は100年以上前から利用されています。
関連記事:5分でわかる「FXとは」



外貨での投資は海外旅行もお得でおすすめ

次に、FXと外貨預金におけるメリットの違いを説明していきます。

外貨預金の2つの利益の出し方とその違い

外貨預金には大きく2つのメリットがあげられます。まず高金利な預金という資産運用ができることが1つ。

2つ目に外貨預金として「口座へ預け入れるとき」と「払い戻しするとき」に発生する為替レート(両替時の交換率)の違い(円安)を利用して利益を得ることができます。

為替取引のイメージ

円安とは「円」と「ドル」を例とした場合、「円」の価値が「ドル」に対して下がっていることを意味しています。

例えば外貨預金として10,000ドルを預金していた場合

1ドル=100円が150円に円安の価格変動を起こせば、預金していたお金を払戻すときは15,000ドルとなり、5,000ドルの利益を得ることができます。

このようにして得た利益を「為替差益」と言い、外貨預金では「高金利」と「為替差益」の2つが利益をもたらすメリットとなってきます。

様々なメリットを持つFX

FXは短期間で取引をくり返し、為替差益をこまめに狙いにいく投資であります。

外貨預金はお金を銀行口座に預けてから一定期間の保有を経て満期がおとずれたときに金利とともに払い戻しを受け取れますので原則的に途中で払い戻しを受けれません。

その点、FXは外貨預金とは違い、いつも自分のタイミングで為替レート(両替の交換率)の違いを見ながら何度でも売買ができて、且ついつでも払戻すことができます。

またFXにも外貨預金のようにスワップポイントと呼ばれる利息(金利)を得られるメリットもあります。

低金利の通貨を売って高金利の通貨を買い、持ち続けるだけで2つの金利の差額をスワップポイントとして毎日1日分づつ受け取ることができます。
毎日スワップポイントがもらえる預金のような感覚

さらに手持ちの資金でしか取引できない外貨預金とは違い、FXでは預けた資金を証拠金としてその何倍もの取引が可能なレバレッジ(=てこの原理)と呼ばれるシステムを使うことにより資金効率を上げられます。

そしてFXは24時間(土日を除く)スマートフォンなどでも取引を行うことができFXの取引自体をインターネットで完結することができるのも大変大きなメリットです。

そうなれば必然的にFXの取引量が多くなってしまいます。しかし安心して下さい、FXは売買手数料が外貨預金よりも100分の1以下で圧倒的に安くなっています。

またメリットとまで言えるかわかりませんが、FXと外貨預金はどちらも、円ではなく外貨のまま現金を引き出せるというところがあります。

計画的に為替レートをうまく利用して海外旅行をお得にすることもできます。
関連記事:FXのメリットを徹底解説



リスクの違い

では次にFXと外貨預金におけるリスクにはそれぞれどのような違いがあるのか解説していきます。

FXにおける「ポジションを持つ」リスク

FXは政治、経済、有事などの影響を受けて動く為替レートの変動を予測をしていくものです。

予測が当たれば利益が生じ、予測がハズレれば損失を生じます。

そのためFX取引においてレバレッジをかけるときには何倍もの利益を期待できる反面、何倍もの損失がでてしまうリスクがあります。
関連記事:レバレッジでローリスク・ハイリターンを狙う方法
メリットがある反面デメリットも

FXにおいて通貨を買って保有している状態を「ポジションを持つ」と言います。

そして担保としてFX口座へ預け入れた証拠金の範囲内で取引できるという仕組みがFXにはあります。

たとえばポジションを持ったまま証拠金の残高が減っていき限度に近づいてしまった時、

FX会社は証拠金がマイナスになるのを防ぐために強制的にポジションを外し自分の意図とは違いのあるタイミングで決済してしまいます。

FXにはこのようにFX口座へ預け入れた証拠金を失うリスクもあります。

またFXは低金利の通貨を売って高金利の通貨を買い、持ち続けるだけでスワップポイント(利息)の利益を得られると說明をしました。

しかし万が一、高金利から低金利として買い間違い、持ち続けてしてしまうと逆に損失を抱えてしまうというリスクもあります。

外貨預金におけるエマージング通貨と破綻のリスク

外貨預金は、預金をした外貨を日本円で払い戻す時、為替レートの違いにより損失を生じる可能性があります。

つまり円安ではなく「円高」による為替レートの大きな違いが起きた場合、当初の預金額を下回る価格で払い戻しを受けなければならなくなるリスクがあります。

これはFX取引においても言えるシチュエーションですが、

10,000ドルを預金していて、1ドル=100円が50円となり「円高」の変動による為替レートの大きな違いが起きれば、払戻すときに預金は5,000ドルとなり、5,000ドルの損失を生じてしまいます。

また外貨預金は、エマージング通貨と呼ばれるまだ先進国とはいえない国の通貨(中華人民元、南アフリカランド、メキシコペソ)での預入において、先進国よりも大きなリスクを抱えています。

各国の政治、経済、有事などが原因で通貨の取引量が非常に下がっている場合に、外貨預金を円に払戻しできない可能性もあります。

そして万が一、外貨預金を扱う銀行が破綻した場合、日本の預金が1000万円まで法的に財産保証されているのとは違い、外貨預金は財産保証がないということもリスクです。



外貨預金の代わりにFXをおすすめ

では最後にFXと外貨預金の違いについて簡潔にまとめます。

FXと外貨預金の違いについてのまとめ

*外貨預金とは預金をして利益を狙う長期的な投資
*FXは外貨預金とは違い、通貨売買を利用した短期的な投資
*外貨預金は「高金利」と「為替差益」の2つの利益をもたらす
*FXは外貨預金とは違い、いつでも払戻すことが可能
*FXにも利息(金利)があり、毎日受け取れる
*FXはレバレッジを使うことにより資金効率を上げられる
*FXは24時間取引可能で、インターネットで完結できる
*FXは売買手数料が外貨預金よりも100分の1以下

FXと外貨預金では、おすすめはどっち?

いかがでしょうか?このようにFXと外貨預金におけるさまざまな違いをまとめてみますと、外貨預金にはあまり魅力があると感じられないような気がします。

それでも今もなお、シニア層を中心に根強い人気があるのが外貨預金です。

昔ながらの銀行にはFXにはない安心感と親近感があるからでしょうか。

FXならばインターネット上で完結できるものも、外貨預金は銀行にてたくさんの人件費を使うがゆえ、「手数料」としてかなりの大きい額を金利差から持っていっているとも言われております。

以上、様々な側面からFXと外貨預金の違いについて考えてみましたが、確実に利益をあげていける投資として考えた場合にはFXが間違いなく有利と言えるのではないでしょうか。
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