FXのダウ理論とは一体なに?

19世紀に提唱された王道なチャートの法則とは?

ダウ理論はFXの簡単基本のテクニカル

FXのチャートはどのように見たら良いのだろう?と、ネットで検索していると良く見かけるものにダウ理論というものがあります。

ダウ理論?なんだか小難しそうな理論だな、FXではこんなややこしいものまで覚えないといけないのか。なんて考えたことありませんか?

実はダウ理論はFXでとても重要なものなのです。このダウ理論を理解することでFXトレードの勝率が上がり、FXトレード手法が面白いものだと気づきます。

ダウ理論に気付く

とは言え、はじめは小難しさが抜け切らないですが、ご安心下さい。FXトレード歴10年以上の管理人が初心者向けに解説します。

ダウ理論自体は6つの法則のようなものが体系的に成りたっているだけなので、說明を見ていれば「ああ、そうなりそうだな。」と、腑に落ちるような内容ばかりです。

ダウ理論は理解を深めるごとにFXトレード手法への自信も付きます。さらには大利益に近づくものだと思って下さい。期待を込めて学びましょう。




FXや株におけるダウ理論の意味と基本

ダウ理論とは簡単に言うと、株やFXなどにおける為替相場の値動きに見えるクセを理論づけたものを意味します。

関連記事:FXにおける為替相場とは

ダウ理論によればFX等の為替相場の値動きによって現れるトレンドの動き方はある条件を満たすまで同じトレンド動向が継続するクセがあると示しています。

ダウ理論はアメリカ合衆国のジャーナリスト・証券アナリストであるチャールズ・ヘンリー・ダウによって19世紀に提唱されました。

彼はテクニカル分析の先駆者の一人で、「株価は全ての事象を織り込む」というダウ理論を提唱しました。

ダウ理論はFXや株式などの市場において値動きを評価・予測するための理論でありとても重要なテクニカルな分析手法のひとつです。

もう一度ダウ理論の基本を説明します。 

FXの為替相場における値動きは様々な要素が関係する。しかし一度「上昇トレンド」もしくわ「下降トレンド」が始まれば、その相場はある条件を満たすまでは「上昇」もしくわ「下降」をし続ける。




6つのみでテクニカル手法、エントリー時の使い方も

ダウ理論はFXトレード手法における基本です。ここではダウ理論における6つの基本法則をまとめました。ゆっくり読みすすめて理解しましょう。

FXトレードをする上でチャート分析の際にダウ理論を理解しておけば、あらゆるFXチャートの相場状況におけるテクニカル手法やエントリー判断の手助けになります。

1 平均はすべての事象を織り込む

ダウ理論は雇用統計、経済統計、企業の業績、有事、需給に関するあらゆる予測不可能な事象は全て市場価格に織り込まれる。市場価格はあらゆる情報材料による反映であるという考えで、効率的市場仮説の主張に基づいたものとも言える。

2 トレンドは3種類ある

ダウ理論は価格変動分析において3つのトレンドを重要視する。
主要トレンド:1年〜数年のサイクル
2次トレンド:3週間〜3ヶ月のサイクル
小トレンド:3週間未満のサイクル

これらのトレンドは互いに独立しているのではなく、主要トレンドの調整局面に2次トレンドがあてはまり、2次トレンドの調整局面に小トレンドがあてはまりる。調整局面とは、例えば上昇してきたトレンドが速度を緩め踊り場に入ったような状態の時を言い、そのまま元の上昇トレンドに戻ることもあれば下降トレンドに入る可能性もある。

3 主要トレンドは買い手の動きにより3段階から成り立つ

先行期:
市場価格が下落して全ての悪材料による影響が織り込められたと判断した少数の投資家たちが底値のラインで「買い」にエントリーする時期。価格自体は下落しているが底値辺りで上下する。

追随期:
市場価格の上昇に伴い追随するように買いが入る時期。価格は上昇の状態にある。市場価格の上昇を見て追随者が買いを入れる時期。価格は、上昇の局面にある。

利食い期:
価格が十分に上昇したのを確認して、先行期に買いを入れていた投資家達が売りに入り利益を確定する時期。価格自体は上昇の局面にあったものの、その上昇する速度は小さくなっている。

4 平均は相互に確認されなければならない

複数の平均的な指標がある場合、そのそれぞれに同じシグナルが見受けられなければトレンドとして考えることはできないと考える。それぞれのシグナル事態が同時に発生する必要はないものの、なるべく可能な限り同時期に近ければ確定的とする。19世紀のアメリカでは工業生産が盛んになると同時に製品を輸送するための鉄道のインフラも同時に進む時期だった。工業生産が好調であれば鉄道業の経営も好調になるという因果関係があった。

5 トレンドは出来高でも確認されなければならない

ダウ理論は市場における終値の変動を重要視する。同様にトレンドの発生確認手段としてボラティリティの推移も重要視する。例えば、上昇局面において値上がり時にボラティリティが増加し値下がり時にはボラティリティが減少する。下降局面では逆になる。主要トレンドに従って取引する投資家は多数派であり、2次トレンドや小トレンドで取引をしようとする投資家は少数派と考え、それがボラティリティの多少に反映するとする。ボラティリティ(volatility)とは、価格変動の激しさを表すパラメータを言う。

6 トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

市場に現れているトレンドは明確な転換シグナルが現れるまで継続し続けるとする。トレンドに従えば多くの投資家は利益を得られ、逆らえば利益を得るのは難しい。




トレンドの簡単な見方、使い方(スイングハイとは?)

では実際にFXトレードでの手法やエントリーを行う際に、ダウ理論はどのように使われるのでしょうか。

FXにおけるダウ理論の使い方

ダウ理論はFXチャートにおける値動きだけでなく株式投資など様々な市場が展開されるものであるならば、ダウ理論が適用されるとされています。

FXにかかわらず市場が形成されるようなチャートというものは集団心理が集まったものです。

人々の買いたいと思う気持ちと売りたい気持ちが混在した現れがFXチャートに示されます。そしてその集団の気持ちがある方向へ動いた時にトレンドが作られます。 

人々の買いたいという集団心理

ダウ理論によれば一度生じたトレンドは、ある反転条件を満たすまで継続されます。

明確な反転条件を持ちながら、それを根拠にトレードをしていくことはダウ理論に基いて勝率を上げている原因となります。

FXのトレード手法においてダウ理論による根拠付は世界中のFXトレーダーの指針として多く採用され、重要なテクニカル手法の一つになっています。

ダウ理論に基づくFXチャートのトレンド

ダウ理論に基づくFXチャートのトレンドは「上昇トレンド」「下降トレンド」の2つのみです。この2つのどちらもあてはまらない時は「レンジ相場」と言います。

上昇トレンド:
高値・安値が前の高値・安値より切り上がっている状態

下降トレンド:
高値・安値が前の高値・安値より切り下がっている状態

レンジ相場:
「ボックス圏」「持ち合い」「ダウ中立」「トレンド崩壊状態」とも呼びます。一定の変動幅の範囲内で価格変動の上昇下降を繰り返している状態。

トレンドが生じている状態でも短期的なレンジ相場を形成したりすることもあり、状況に応じて呼び方を変えたりもします。

因みにFXチャートにおいて高値や安値などによって形成される山の形を「スイングハイ」、谷の形のことを「スイングロー」と呼びます。

関連記事:FXチャートでの高値・安値とは

FXチャートでのトレンドの発生

FXチャートにおいてトレンドが発生する時には「押し安値」と「戻り高値」というものが重要になってきます。

上昇トレンドの時には「戻り高値」を次の高値が上抜けて、その後「押し安値」を次の安値が下抜けずに、より高い高値を形成すると上昇トレンド発生になります。

下降トレンドは、「押し安値」を次の安値が下抜けて、その後「戻り高値」を次の高値を上抜けずに、より低い安値を形成すると下降トレンド発生になります。

一度発生したトレンドは「押し安値」「戻り高値」を更新しないならば継続し続けます。

物理的には時間足ごとにトレンド状況は異なり得ます。そしてダウ理論に基づくと長期足のトレンドは短期足のものよりも重要です。



レジスタンスラインや専用インジケーターを利用しよう

FXトレードにおいてダウ理論の利用は重要になってきます。

4時間足、日足、週足などの長期的な足でFXチャートのトレンド方向を確認して、そのトレンドに沿いながら短期の足でエントリーのタイミングを探します。

ここへレジスタンスラインやサポートラインというものを引いて判断していきます。

レジスタンスラインとは高値と高値を結ぶ線を言い、サポートラインとは安値と安値を結ぶ線を言います。

FXチャートにおいてダウ理論に基いて分析する際にこれらのラインを結べばより分かりやすくなります。

FXチャートの相場状況を見てダウ理論を用いて、すぐにトレンドがどのような状態なのか判断しエントリーを判断しましょう。

またFXチャート分析をする際には海外FXなどでよく使われる取引プラットフォームMT4やMT5に搭載されているインジケーターのひとつにZigZagというとても便利なものもあります。

ZigZagインジケーターはとてもシンプルなもので直近の高値と安値を線で結んでくれるチャートを表示してくれるというツールです。

ダウ理論を適用して分析する時にとても重宝する手法なのでぜひ活用すると便利です。

関連記事:MT4、MT5とは?
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ダウ理論は終値が重要視される

FXチャートにおいて押し安値や戻り高値を抜けたとしても直ぐさまトレンドを判断するのは早とちりです。

一度抜けてもFXチャート上でヒゲとなって戻ってくることでロウソク足の実体は抜けずに結局戻されて、俗に言う「騙し」となることも多いです。

FXチャートにおけるダウ理論では基本的に「終値」を重要にしなければなりません。

生成されたローソク足チャートでダウ理論に基づくFXトレンドを判断していくことが基本となります。

またダウ理論によるFXチャートのトレンドは各時間足ごとに存在します。そしてそれぞれのトレンド状態からどのようなトレード手法を作っていくかで変わっていきます。

関連記事:5分で分かるローソク足とは




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